パパ活アプリ「Paters」に登録してパパ活を考える

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 興味本位で「登録しただけ」のこと記事かこうとしてるので、実体験とかないです(人払いの呪文)。

 

 デザイン的には、Pairsを中国人エンジニアに見せて「これっぽいの作って」と雑に注文したら、こんなの出来ましたって返ってくるだろうなって感じ。

 1週間前に登録した限りでは「人気会員」で絞り込んでも、いいね20台という低いのが普通に出てきて、はじまったばかりのせいか、単にバグってんのか、このへん良くわからない。その検索条件もパクリ元?のPairsと比べると、かなり機能面もまだ貧弱と言わざると得ない。というかPairsは、UIとか、システム面だけでいったら、細かいところ良く出きてたような気がする。Webの技術屋にとったら「なにを今さら」って言われそうな話ではあるけれど。

 

 肝心の女の子は、Yahooパートナーとか、ぎゃるる(もう古いか)にいそうなのを足したイメージ。 Pairs、Omiaiみたいな婚活目的の女子みたいに落ち着いてる子は少なくて「ちょっと垢抜けた女子大生」くらいのが多い。だから、ノー年齢で検索しても、18~27歳くらいがメイン。20前後がコア。

 パパ活っていうから美人が多いのかなと期待してたんだけど、実際にはOmiaiと同じか、気持ちちょっと上かなって程度。しかも「上」とか書いても、最近はBeautyPlusみたいな写真アプリの精度が高すぎるので基本的に信用できない。ただ色眼鏡抜きで、なんつーか、いわゆる「男は女に奢ってもらって当たり前でしょ」みたいな、ちょっと顔の整った生意気そうな女は、既存のアプリより若干、多そうではあった。

 

 自己紹介欄も比較的おおきな枠なのに、現時点さほど書いてない子も多かった。がっつり書く子は、やっぱり料金まで記してあって慣れてそう。だいたいゴハン1回で5000円くらい。ひとり小綺麗なのが「1h1万」って書いてあって、へえ…(良くわからん)ってなった。概ねの相場は、出会い喫茶に通ってた頃*1と変わらないので驚きはしなかったが、こっちのほうが店に中間搾取されないので、男にとったら得かもしれない。  

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 っていったら体5万って書いてある子みつけた。

 僕の長年のウォッチング歴からいうと、こういう自分を高くつけすぎる子は普通のソープだと、せいぜい2~3万くらいのルックスなんですよね。どうせ売る気もないけど「これくらいなら、まぁマグロ状態でヤッてもいいか」って理由で価格をブチ上げてきたんでしょうね。

 

 25歳くらいの恋愛市揚も理解してない頃に、こういうの見たら、きっと暗い感情しか沸き上がってこなかったんだろうと思うんだけど、何年間か、ナンパとか女遊びをして(いろいろな女性に対する)精神修行とか耐性みたいなのがついたのと、単純に僕がもう市場年齢を過ぎてしまったので最近は幾分、冷静に見てしまうな。

 具体的に言うと「男としての目線」が引っ込んで、代わりに「女はどうしてパパ活をやってるのかという想像」と「このアプリそのものの可能性・利益性」という俯瞰的な面で見るようになってた。

 

 まず男としての目線としてだけど、率直に(よくネットに、実の顔写真のっけて、こういう乞食みたいな行為できるな一)って嫌悪感は、どうしてもあって「別の世界の人間」として自分のなかで処理せざると得なかった。言っちゃうと風俗嬢のほうがまだ理解できる。「そういう仕事だから」という一点において、中途半端さがないからだ。

 よくある出会い系サイトなんかは「彼氏を見つけたい」という目的のもと彼女らのピュアさを勝手に理解できてるんだが、インターネットに顔写真のっけて「ゴハンつきあってあげるから、お金ください」って言えるのって、なんつーか時代かわったなあ、みたいに思う。「いやガラケー時代にもいたやろ」って言われたら、確かに、セクシービーチにも、ハッピーメールにも、出会い喫茶にもいたけど、両者とも、まだアングラな香りがあったじゃないですか。

 彼女らは、なんだかんだで「支援してください」と紹介文に書いてあって、おそらくアプリのサンプルかなんかで、そういう言葉を使えってあるんだろうけど正直、政治家じゃねーんだから「支援」ってなんだよと鼻で笑ってしまう。そりゃ中には女優志望の子もいたので、対象の成長を見られるといった意味では適っているが、そのほかの大勢である普通の女子大生に対して、あの紹介文とサムネイルだけで、何の支援の価値を見出せばいいのだろう、とは思うわけです。一応チャット機能もついてるけど、ふつうは、金もらうほうの女がプレゼンするべきでしょ。控えめにいっても。

 

 ただ自分が、そういう20歳ぐらいの女の子だとして、バイトもしながらクッソ暇なときに時間つぶしで、テキトーなおっさんとお茶して、会話に相槌をうつだけで、いくらかもらえる可能性があるなら登録してただろうな、とも思う。かつては僕も大学生だったので、あの頃の「時間はあるけど金はない」みたいな事情はわかるし、そうなったら若さの価値を自覚してなくても、やる可能性はなくはない。キャバクラと違って、中間搾取はない、上司はいない、シフトも相手との交渉次第、お茶をするだけなのか身体も売るのかも自由だ。

 

 3つ目、このアプリというかシステム運営側を想像して考えるのは、これが流行れば、そういった「パパ活」を敷居を下げられていいよね、ということ。

 やっぱり潜在的に「興味ある」ぐらいの子はいても、具体的になにかアクションを起こすのはだるいけど、こういうアプリがあるなら、とりあえず登録だけしてみました、みたいな子は実際、多いんじゃなかろうか。

 というか、そういう子ではないか、というのは多かった。

 

 あと最後、余計な心配としては、こういうアプリ、出会い喫茶のときのように結局これが個人売春の受け皿にならないといいけどな、という気もする。というか「パパ活」とキャッチ一に言い換えたところで身体の交渉がある現時点で、所詮は援助交際な面は存在してるわけで。やってるほうからすると「そんなのキャバクラだって風俗だって一緒じゃない」と言うんだろうけど、違うんだよ。対象が読んでもないだろうから、いちいち書かないけど。

 

 特にまとめとかないんだけど。

 ってなことを考えてたら、自分は結局「お金をもらったからセックスする女」も「お金をあげてセックスして嬉しい男」のことも、どっちもわかんねぇなってことに行きついて「あ、じゃあ俺は暴走族が暴走する理由が理解できないし、それと同じだ」と思った。つまり理解できない存在に頭を振り絞るのって無駄じゃん、と。

 でも「パパ活」みたいな軽い言葉とか、こういうアプリとかが流行って「じゃあアタシもちょっとやってみよっかな」みたいなこと言い出す女が増えるってことは「僕の理解できない女が増えていく」ってことで、それは困るし、イヤだなぁと思った。

 結局は感情論でしかないです。

女にこじれる前にPCキーボードでこじれていた

 大学の頃「PCキーボード沼」という奇病に冒されていた。

 

 およそライターの真似事をしていたのだが、そのとき「良いキーボードにすれば効率が上がるのでは?」と思い立ったのがきっかけで完治までに結局30台近くコレクションするほど陥ってしまった。僕のキーパンチャーとしての歴史は若干特殊で、中学時代は新聞部に在籍していたのだが、そこにあったワープロ(パソコンのソフトではなく、専門機である)で原稿を書いていた。「ホームポジション」を教えてくれる親切な先輩も、打ち方の書籍も、もちろんインターネットもなかったので、キーに印字された文字を独学で打てるようになる頃には立派な我流「かな入力」タイパーになっていた。

 

 その後、大学に入ると、変な先輩の影響で「そんな、かな文字入力を打つくらいなら、親指シフトにしたら、もっと捗るぞ」といわれ、そっちに移行した。「親指シフト」というのは基本的には「かな文字」入力なのだが、スペースバーの下にシフトキーをあてることで、親指でシフトを押しながら、別の指で小さな「つ」や「い」が打ちやすくなるという、今や一部を除いて、ほぽ絶滅した伝説の入力方法である。お、今のなんか厨二病っぽいな。いいぞ。

 そんなわけで僕のキーボードの使い方は「かな文字」→「親指シフト」→「ローマ字入力」という、ちょっとユニークな変遷を辿ってきているが、わりと今でも全部の方法で打てる。会社にある共用機のパソコンを、古いおっさんが、たまに「かな入力」に切り替えたままにして、その後、若い子から「ちょっと~○○さん~直しておいてくださいよ~」と文句を言われる弊社の日常があるのだが、僕はどちらでも何食わぬ顔でそのまま作業してしまう。ついでに、おっさん→僕→若い子の順番になると「僕が文句を言われる」という二次被害が発生しています。弊社~。

 

 まあそんな余談はどうでもいいとして、親指シフト経験あるあるなんだけど、超キーボードに困ることになる。本来であればスペースバーの下に、シフトキーがついてる特殊なキーボードと、かつATOKみたいな専用の入力ソフトが必要になるのだが、これを広めようとした富士通(というか富士通しか流行らせようとしてなかった)が2000年を数年過ぎた頃から、やる気を失っており、代わりにPCおたくの有志が作ったフリーのソフトで、スペースバーをシフトに割り当てるなどして、細々と延命してる有様だ。

 つまり、ほとんどの場合において、既存のキーボードのスペースバーをシフトに代用するわけだが、実際これで打とうとすると「スペースバーに常に両の親指がかかってるポジション」が理想となるし、現に専用キーボードの親指シフトキーは、通常のスペースバーより高めに配置されている。

 

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 にもかかわらず、市販のものでは、スペースバーの位置が、ちゃんとセンタリングされていないことが多い。本来「V」「B」「N」の真下あたりにあるべきなのだが、たまにズレて配置されているやつ(だいたい安物)があって、僕が最初に持っていたやつもそうだった。これだと右シフトが非常にやりづらい。そういう親指シフト目的から派生したキーボード探しだったんだけど、その後、あれこれ細かいことが気になりだして、いろいろ買ってみて試すという病気がはじまった。

 ちなみに、ほとんどの例外を除いて、現在では普通のローマ字でしか打ってない。いろんな場所でパソコンを使うのと、仕事で英語を使う機会が圧倒的に多いことを考えると、いちいち、かな入力ヘスイッチするほうがめんどい。

 

 親指シフトや、かな文字入力で良く言われるメリットとして「頭のなかで、ローマ字に変換する脳内メモリが必要なくなるので、思考がクリアになる」とか「文字を打つ量が半分に減るから高速打鍵できる」など一部の信者が叫んだりしますが、そんなこともないですよと自称バイリンガルタイパーとしては思う。前者はちょっと体感ありますけど。結局、脳内メモリも、高速打鍵も、今の文章を打ってるあいだに、次の文章を考えてる時間が必要になるので、ローマ字入力で充分と思いますし、頭の回転が速い人、考えたことをそのまま文章に完成できる人ならともかく、普通は推敲しながら打つものなので、そんな早くなる必要もないということを「タイピングオブザデッド」で最高難度をクリアしたときに思いました(あれは難しくなってくると、ネタ文で笑わせてミスを誘う仕組みが本当にひどい)。

 

 それに親指シフトや高速打鍵が、思考のクリアや、文章を生産できる、という論理が正義であれば、たとえば耳の聞こえない人用に、テレビのデータ放送の字幕を、常にリアルタイムで打ってる仕事の人がいますけど、あの人たちが使ってる親指シフト以上に特殊な業務用キーボードを使う人や、そういう人たちの中から小説家が生まれてこないのは変だなと思うんですよね。やっぱり両者は別の話なんだと思う。

 

 本当は「俺のキーボードコレクション」を紹介するつもりだったのに入力の話だけで終わってしまった。なんだこれ。。。

リニューアルHuluがUnhappyすぎて俺のナオンが怒ってる件

www.j-cast.com

 

 既セクから突然「ちょっと突然、Hulu見れなくなったんだけど!」という連絡がきた。僕も会員だと知ってるからだろう「おまえはどうなんだ?」という意図だと、すぐに解った。「またまた御冗談を」という昔のAAが頭に浮かびつつ、我が家のTVで操作したところ、あっさり映って話は終了……というワケにはいかず「彼女の家では何故か見れない事情」について、調査(現代では「ググる」という)したところ、上の件に話はいきついた。要するに彼女の家の古い2011年Sony製TVにおいて、新しいバージョンアップで弾かれたのだった。

 

 お知らせ | テレビ ブラビア | ソニー

 あぁ、クリティカルなお知らせ出てた。これか。
 僕は会員ではあるものの一応、被害者ではないわけだが、この問題って調べれば調べるほど「すげーな」という感想しか出てこなくて、思わずブログに書いちゃう次第です。

  だって動画サービスなのに、ある日いきなり観れなくなっちゃうんだぜ? ありえないでしょ。いやまあ告知はしてたみたいだけど、買う前ならともかく、買った後で商品ページなんか普通、観ないよなあ。

 しかも観たところ、SONY側の事情じゃなくて、Hulu側の都合による仕変なんだから、Huluのページに載せたり、会員にメールするのが筋だと思うんだけど。アプリがSONY製だからとはいえ、釈然としないなと思う点については後述します。

 

t-matsumoto.hatenablog.com

 

 上のURLを押すのさえ面倒くさい人たちのために、ざっくり説明すると、アメリカ本来のシステムを使ってサービス運営していた日本版Huluが今後、自分の都合どおりに(つまりアメリカ本国のお伺いなしに)サービス継続をさせるために、日本版システムと呼ぶべきものにリニューアルしたところ、見事なクソ仕様(回線遅延、画質の劣化、観られない機器が出てくる等)で負の祭りと化した、というわけです。

 しかもリニューアル後のURLは「www.happyon.jp」。端的に言って「ウケる」。

 

 まぁリニューアル直後のバグとして多少の回線遅延は、仕方がないかも、と悠長な僕は譲歩できるんですが「今まで見れていたTVで見えなくなる」という点は正直、何人かは「もっと告知ちゃんと徹底しなくていいのかな?」と言ったはずです。だってwebサービスに関わらず、普通のコンテンツメーカーなら「今までできていたことが突然できなくなる」系のユーザーの失望ダメージに対して細心の注意を払うはずなんですよ。

 普通ならね。

 確かに僕に電話してきた彼女の場合、2011年SONY製TV内のアプリから起動させていたという若干、特殊とはいえ、しかし「昔のソニーのテレビ」という意味では、さほどマイノリティな事例でもないですし、ましてTVなんて、普通そうそう買い換えるもんじゃないですよね。

 しかも、そういう色々な機器でネット配信できるのが強みの「動画サービスで、動画が見れなくなる機器が出てくる可能性」について経営側の誰もなんの危機感も感じなかったんですか? 申し訳ないけど、ちょっとそれはヌルすぎだと思いますよ。


 もちろん、この件については、Amazon Fire Stickを買えば、観れない問題自体は解決するワケですが、彼女に関して言えば、それは「はぁー!?」ということらしいです。なんで、おまえらの勝手な都合で、私が新たに5000円、投資しなきゃいけないのよ的な。おそらく、このへんが「突然みれなくなったユーザーのショック」だと思われる。もっと前もって自覚して「どうしよっかなー」って言える準備期間があったら、ここまで怒ってないと思われる。

 

 そういう意味だと、この問題、ベストの選択肢は、おそらく事前にメールでアンケート等をとって、見れなくなるであろう対象者には事前にFire Stickなどを送るといったことだったと思うんですが、そのへんが月額980円というWebサービスの限界なのかしら。つまり、安かろう悪かろう的な?


 今回の日本側のリニューアルに至った経緯を読む限り、以前から営業赤字が続いており、本国のコンテンツを買うばかりではなく、利益を取るために自前のコンテンツを充実させる、といったためらしいんだけど、今のHuluの出資って100%日本テレビだし、おまえらのHulu連携コンテンツって、たとえば、あの「ラ○トコップ」という超サムいドラマ(注:個人の感想です)が思い浮かぶんですが、ああいうの今後も作って、お金を取ろうとしているのかな、と想像するだけで、ある意味、このへんで潮時だったのかもしれないなと思います(注:くれぐれも個人的な感想です)。でも、ああいう系メインになって「日本独自コンテンツです。これから増やします」ってアピールされたら、ちょっとショッパイなーって思う。

 

www.itmedia.co.jp

 

 と、意見が過ぎましたけど、これについて日本Huluは謝罪とともに「不満だった人は1か月分の視聴無料か、1000円分の金券で許して下さい。7月に受付ページ作ります」ということらしいです。

 件の彼女は「そもそも視聴できてねーんだから無料『視聴』って、どんなギャグ? そもそも7月まで待てない」と口を悪くしておられました。Eカップのくせに怒ると怖いんですね(関係ない)。しかし確かに準備がどうのこうのって言っても7月は遅いよなという点については僕も同感する。すでに、かなりの退会者が出ていろとの噂ですし、実際こういう「ごめんなさい」時ほどスピード勝負だと思うんですが、こういう対応の遅さも「ああ、本当に日本資本になったんだな」って暗澹な気分になりますね。

 何度も言うけど、こういう事するのにURLはwww.happyon.jp」。実に面白い。

 

 結局、この人たちが守りたかったのは、自分たちの利益や、著作権でもあったかもしれないけど、ユーザーの「いつもどおり動画を見れる権利」ではなかったってことなんかな。Huluは今回ユーザーに見放されても仕方がないような気がしています。