ナンパ垢と美容整形垢は似ている

 美容のページをよく見るようになりました。

 アラフォーです。気になります。 

 きっと、この環境のせいもあると思うんです。コロナ禍において在宅勤務。家に籠っていると、無駄に鏡を見る機会が多くなってしまう。ああ、昔にはなかったホクロが…シミが…と見つけてしまうわけです。自分は凝り性なので、美容系のSNSを見ていくうちに、美容整形の内容まで見るようになって、薄く浅く広い感じで今、勉強中なわけです。

 

 もっとも語れるほどには、まだ詳しくないので、そのへんには触れずにいくわけだけれど、そんななか美容整形SNSで、ほぼ95%は女子たちの語りぶり、つぶやきっぷりを見ていると(なんだか自分の以前の趣味だったナンパTwitterの人たちと似ているなぁ)と思う面が、いくつかあったので下記に共通点を羅列していこう。

 

【基本的にやっていることを人に知られたくない】

 ナンパも、整形も、基本的には「同類」以外に知られたくないという点では一致していて、それがためにアングラな要素が介在する要素がある。とはいえ美容整形に関しては今後、韓流やらYES!の台頭によって、ある程度、オープンになっていくような流れだが、ナンパはセックスのイメージがつきまとう以上そうはならないだろうなと思う。

 近年ちょこちょこ顔出しが増えてきたのは両者ともあるが、ナンパ垢のひとは基本的には隠したほうがいいと思いますよ。いろいろ危ない。だいたい足をすくわれるのは、あのへんで顔を出してるのは「実はほとんどプレイヤーじゃない」か「実はそんな実力がない」から足をすくわれてないってだけだと思われる。

 思われるって書いても、こんな泡末ブログだれも見てないから大丈夫か。HAHAHA。

 

【いかがわしい業者が多い】

 上の理由により当該理由が発生する。ナンパの場合は、高額有料noteやナンパ塾。美容整形の場合は、もちろんクリニックがこれにあたる。

 両者に共通して言える原因は「やっていることを人に知られたくない」=「優秀な結果が表に出にくい」ということになる。ナンパ塾の場合は「優秀な卒業生」。美容整形の場合は「症例」ということになる。

 別に両者に喧嘩を売るつもりは全くなくて、外様として思った感想を書くだけにしたいんだけど、たとえば大学の予備校なんかは、東大に何人はいったかが指標や宣伝文句になるけど、ナンパ塾の場合は「毎年100人ゲッターを量産しまくるナンパ塾」みたいなのは現実的かどうか以前に多分できない。だから、どうしても看板たる講師の凄腕さだけが塾としての表側アピールになりがちだなと思う。そして表立って言えない行為である以上、ネットなら、いくらでも盛れてしまう余地がある。

 同様に、美容整形クリニックも本当は「あのテレビの女優や、グラビアアイドルを執刀した先生」となれば売れるはずだけど、当然だが患者は表明しない。しいて言うと症例数くらいだけど、その症例数だってウソついてる可能性はある(これもナンパ師のゲット数ウソに似てるな…)。

 なんなら患者を死なせた美容外科医が、配偶者の姓になって、勤務先を変更して「人生リセット外科医」というガチャなら超ハズレ化する例すらある。だからツイッターの美容整形垢は、優秀あるいは駄目クリニック情報収集に必死になる。韓国のあのクリニックは最近、あの優秀な先生が辞めたらしいから行かないほうがいい、なんて情報が普通に出回る。

 そんで出口だったり結果が不透明になりやすいということは、入口の盛り具合で人を集めることが基本手段になる。

 美容整形の場合は、近年trebeauみたいに美容整形した経過を自分でアップするものが出てきたけど、あれも病院がサクラをブチ込んだりして「素人しか感想をかけない場所に、業者が紛れ込む」という、いつかの2chみたいになってる模様。

 

 まぁあくまで自分の場合、ナンパnoteぐらいは別にいいかなと思う。

 正直、内容とのコスパがいいかというと微妙だなと思うけど、そのへんは(ネットには少ない現場の)ナマの声を趣味で買うという、コミケの同人誌みたいな気分だ。活動にお金がかかるので、ちゃんとやってきたっぽい人にはカンパのつもりで課金してる。

 ただ内容によっては「また騙された…」みたいなのもある。バカなので。

 コミケの同人も「表紙だけは良いのに中身がクソ本」もよくあるんだけど、現地に行ったら壁サーとかじゃなきゃ中身が読める分、あっちのほうがマシなんだよな。

 

【業者によって言うことが違う】

 ナンパ講師が、自身のキャリアに基いてるから色々なナンパ方法があるのと同様だが、美容整形においても同じことがいえる。

 たとえば目の下のたるみに悩んでいたとして、ある医者は「目の下のたるみの原因である脂肪をとりましょう」と言う。次の医者は「目の下のたるみの脂肪をとるだけだと、皮が余ってしまうので駄目です。脂肪をたるみの下に移動させましょう」と言う。さらに「いや、たるみがわからなくなるように、周囲に脂肪を足してゴマかしましょう」と言う。

 病気の治し方なら、そんなに正解に選択肢はないはずだが、美容医療は平気である。

 ちなみに、これは実話だ。弊社のカウセ経験。

 

 なので、自分がどうしたいかとか、自分に合ってるかどうかとか、もしくはそいつがいかがわしいかどうかといったことを事前に考える必要があって、若干納得がいかないが、それも努力のうちということになっている。
 なので、自分は美容カウンセリングも複数いったほうがいいと同様に、ナンパ塾も自分に合うところが見つかるまで複数いっていいと思う。
 たまにナンパ塾の講師のなかには「俺の言うことしか従うな」とかいう怖い人もいるみたいだけど、それが自分に合わなかったら即死だし、もったいない。
 ブラック企業なら金をもらってる分、我慢しないと引っ越しできないとかありそうだけど、塾なら金はらってるの、こっちだもんね。

 

【ギャンブル要素が大きい】

 ナンパも美容整形もある。ナンパは女の子の気分や状況によって成功するときと成功しないときがある。なんなら「私は生理のときは絶対にエッチはしない」と神に誓ってる子なら周期上20%前後は絶対できないということになる(気にしない男のことは無視しています)。

 と、同様に美容整形もある。あるっていってるのは、施術方法によって「リスク」というギャンブルがある。整形Youtuberの轟ちゃんが口唇縮小をミスられて「唇がシビレ続ける」というカルマを背負うことになったように。

 そもそも顔面神経に近い施術なんかは、どんなにベテランでもミスるときはミスる。

 だからといって無難に近い施術を選ぶということは、基本的には変化が小さい(やる意味がない)ということになる。

「ハイリスクハイリターン」は美容整形の基本だ。近頃、美容整形で日本より渡韓が流行ってるのは、旅費を含めたら総額が日本とそう変わらないにも関わらず、変化が日本と大きいからだそうだ。変わりたいと強く願う人間ほど変化を大きく求める。

 そういう意味ではストリートナンパは(リスクコントロールできるという意味では)いい。経験が必要ではあるだろうけど。そして、うまい人でもボズる可能性が普通に介在する。厳しいゲームだ。

 

【ヘビーユーザーほど異性嫌いが多い】

 なんか美容整形垢を浴びるほど見ていて思ったのは、わりと美容垢のアルファになるほど男性嫌いが多いということだ。

 もっと強固になると「男はフォローするな」とを平気でツイートする右翼もいる。

 見ていて思ったのは、彼女らは同姓にはチヤホヤされたいけど、性的なものに関してはノーサンキューという思想だ。そのへんは女性特有だなと思う。

 あくまで僕の場合だけど、40代であってもカッコよくなりたいという気持ちは正直あるし、それは外見の承認欲求なんだけど、あの美容(整形含む)女子たちは、あくまで「女の子の世界で通じる美容を楽しみましょう」みたいなのがあって、それが強くなるとフェミめいた男性拒否にコンバートされる。

 

 あと整形ヘビーユーザーに男性嫌いが多いのは、彼女らの強力な資金源が、パパ活や、お水、風俗などによる男性の性に近い商売が多いためで、そういう自身の顔面コンプレックス打破や、美の欲望のためとはいえ、中年男性の欲望のダイレクトアタックを食らい続けるために疲れてる節もあるように感じる。

 

 で、ナンパ師界隈についても同じことがいえるが、女性嫌いのナンパ師というのは、わりと多い。ほとんどの場合、女性から拒否される行為だからだ。

 声をかければ、無視される。/「いいね」すれば返ってこない。/LINEがつながってもブロックされる。/アポは集合数分前にドタ連絡がくるか、ひどいと連絡すらない。他には美人局などなど……財布から金を抜かれた者も多い。

 数をこなしてナンボの世界なので、ある意味ではドライになるしかないんだけど、僕も過去を思い出すと、つらいやつは沢山ある。そういう目に基本あってくると女性不審になるし、ナンパ師は「女の子を信じない」という基本理念になっていながら、しかしセックスは好きという性格構造になっている。

 

 この異性と関わらなきゃいけないという故の性格構造は、すっごい良く似てるなーって思う。

 

【おおむね絶対的な正解がない】

 業者によって言うことが違う、と似てるんだけど、施術方法やアプローチの方法が異なるために、どうすれば絶対によくなるという解がない。ざっくりいうと「美人になりたい」ということは共通してるんだが、たとえば女性の場合、ガッキーになりたいのか、石原さとみになりたいのか、または韓流アイドルのようになりたいのかというゴールも異なる。各々は全員美人であるが「異なる美人」だ。

 そこに至るアプローチとゴールが異なる以上、正解がないということになる。

 

 ここにすわナンパをあてはめるとするならば、よくあるナンパ講師が語るように「自分がナンパを通してどうなりたいかを明確化する必要がある」ということになる。ツイッターを見ていると「なんとなく美人と、たくさんエッチしたひとがえらい」ということになっているが、果たしてプレイヤー全員そう思うだろうかというと疑問だ。自分はナンパをはじめたときから、一年間で100人とエッチしたいとは全然これっぽっちも思ってなかったし、それをやった人を「すごい」と思っても「そうなりたい」とは全然おもわなかった。なのに、だんだん染められていく人が多くなるのは不思議な図である。

 数をこなすならマッチングアプリを使ったほうが効率的だろうが(特にマスクをつける世相のせいで、その比重は大きくなったような気がする)、街中で声をかけて、コミュニケーションを極めるというのは、単純なゲットとは異なる成長因子があると思う。また彼女を作りたいという目的の場合、渋谷で声をかけるか、銀座で声をかけるかもあったり、そういうのはおおむね「魅力的な人間になりたい」ということになるんだろうが、まぁそのへんの分岐の多さも(似てるな)と。 

 

【客観的に自分を見られる人間が成長する】

 整形に関していえば、自分の顔を客観的に見つめて分析する行為がとても重要なんだそうだ。そりゃそうだ。たとえば、なりたい顔があったとして、どこをどうイジれば、そこに近づけられるのかということを鏡を見ながら、徹底的に研究するのだそうだ。そして、その施術に長けている先生をインターネッツで調べだし、そして起こる微修正(大抵、完璧な理想通りとはならず、他に別の部位のバランス崩れが発生する)を直していくといった流れになる。なので「家に帰ってきたら、じっと鏡で自分のブスの顔面を見つめてる」といった整形垢もいる。正確に言うと、SNSで何度か見た。

 

 ナンパ師も客観的に…まぁこの辺は言う必要ないか。コミュニケーション術である以上、女性の目や、自分の態度を客観的に見ないと死ぬ。ただ、もし優秀な講師や、仲間に恵まれていいて、かつ自分が素直である場合、救いの余地はあるから、ここの場合、わりと美容整形よりマシなパラメータかもしれない。


 勢いで書いたので、特にオチはない。 

世界一雑な葉巻入門

 新生活環境を進めるにあたって、コロナ禍で思うようにならなかったのですが、ようやく落ち着いてきたなぁと明確に思ったのは新居(安アパート)の換気扇の下で葉巻を吸っていた瞬間でした。

 

  自分は20代のころから「ときどき葉巻をすいます」と言っていて、よく他人から珍しがられたので、たぶんマイノリティなんだと思います。

 

 なのでニワカ葉巻ユーザーとして、興味を持った方たちから、よく受けてきた質問を、ざっくりとまとめておきます。

 無料で!(note全盛なのであえて書くタイプ)

 

【なんで葉巻が趣味になったの?】

 それまでは普通の、JT販売の煙草を吸っていました。ある夜、僕の社会人1年生のメンターからシガーバーに連れてってもらいました。みなさんと同じように、僕も葉巻なんてイタリアのマフィアみたいなオッサンしか吸わないものだと思っていました。
 はじめてすった時のことを覚えています。あまりの煙の濃厚さ・重さに衝撃を受けました。「なんだこれは!」という感銘を受けました。そして帰り道、いつもの煙草を吸いましたが、吸った気がしませんでした。煙が軽すぎて、味がしないのです。今時の言葉でいうと「レベチ」というやつです。その以来、僕は煙草をやめました。矛盾のような話ですが、強烈な葉巻の魅力により、自分は煙草をやめることができました。

 

【一本どれぐらいの値段なの?】

 葉巻も形式がいろいろあるので一概に言えませんが、みなさんが御想像通りの茶色い棒状のものなら、1500~3000円くらいが相場だと思います。もちろん上には上があります。

 

【一本すいおわるのに、どれぐらい時間がかかるの?】

 葉巻も形式がいろいろあるので一概に言えませんが、御想像通りの茶色い棒状のものなら、30分~1時間くらいだと思います。
 もちろん本人の肺活量・吸い方により変動します。

 

【どうやって吸うの?】

「茶色い棒状」ってウ〇コみたいな表現だなぁと、ふと思いましたが、気にしないで話をします。

 まず専用道具として、シガーカッターというのがあり、それで端っこを切り、吸い口を作ります。
 この吸い口を、小さく切るか、大きく切るかで、吸う煙の出方が変わるので、葉巻の味わい方が変わります。 あとは普通に火をつけますが、このライターも専用のものがあります。
 普通の100円ライターでも可能ですが、勢いのあるガスライター、ジェットライターのほうが向いていると言われています。たしか。

 

【煙草と吸い方は違うの?】

 すこし違います。煙草は肺に入れますが、葉巻は煙の粒子が大きいので肺に入れず、口のなかで煙を転がす・遊ばすように楽しむのがいいとされています。僕が教わったのがそうというだけで本当は違うかもしれません。でも濃いので(肺には)入れないほうがいい気がします。

 また前述したとおり、カッターによる吸い口の大小は、入ってくる煙をコントロールできるため、自由度も少しあります。

 

【吸い終わるのに1時間もかかるの?長くない?】

 そうですね。なのでシガーカッターで途中で切って止めるのもありです。
 ただし一度すいはじめたものなので、二度目は風味が落ちます。

 まぁそうならないようにショート(短い)を吸うほうがいいと思います。

 

【30分でも長いので普通の煙草みたいなのはないの?】

 あります。「リトルシガー(シガリロ)」というジャンルです。
 これは煙草の葉ではなく、葉巻の葉を使った、紙巻煙草なので、扱いもJTの煙草と同じように吸えます。
 ただし味が、本格的な葉巻と同じかと言われると大分、違う気がします。
 ライトに試してみたい方は「ブラックストーン」や「キャプテンブラック」から試してみるといいんじゃないでしょうか。「ブラスト」は少女まんがの「NANA」で一度有名になりましたね。

 

【どうやって葉巻を保存するの?】

 ワインと同じで専用の箱(保管庫)があります。基本的には茶葉と似たようなもので湿度管理が重要といわれています。
 ですが、昨今は作家の馳星周先生が考案した「ジップロックで空気を抜いて密閉して冷蔵庫にブチ込む」が一番、楽でいいじゃないかと思います。僕もこれです。

 

【どこで葉巻をすえるの?】

 自宅か、シガーをそろえている専門のバーにあります。
 最初はシガーバーからがおすすめです。何も準備せず、たくさん種類があり選べます。

 かつシガーバーであれば店員が吸い方を、ちゃんと教えてくれます。

 

【どこで葉巻を買えるの?】

 葉巻専門店を検索しましょう。
 この手の質問は「ネットショップ」と答えるのが常ですが、葉巻の場合、香りや店員と話して自分の好みを探すほうが楽しいとは思います。
 もちろんお気に入りができたら、ネットショップもOKだと思います。
 とはいえ、そんな価格差ない印象なので、どっちでもいい気がします。

 

【初心者に、おすすめはなに?】

 葉巻を知ってるだろう人間だったら普通、モンテクリストのNo.4を勧めるはずです。
 一番売れてるからです。ほどよくショートで、吸いやすいというのも人気の理由です。
 1600円くらいで安いほうです。

 

【葉巻を吸うのに、なにが必要なの?いくらくらいかかるの?】

 家で吸うなら「葉巻」「シガーカッター」「ライター」「灰皿」が必須です。
 シガーカッターはAmazonでも数百円もしません。もちろん嗜好品なので、こだわれば高いものはあります。
 もともと喫煙者なら、ライターや、灰皿は流用してもいいです。

 

【葉巻は身体に悪いですよね?】

 よく言われますが、たぶん普通の紙巻煙草と比べてどうなんだ?という質問だと察しています。
 煙を肺には入れないとしても、まぁ悪いでしょう。
 ちなみに煙草の箱にはニコチン量が記載されていますが、20ミリ以上(あまりにも多い)は、表記しなくてもいいというルールがあると聞いたことがあります。葉巻・シガリロは、もちろん記載ないです。

 

【葉巻に合うお酒ってなに?】

 葉巻が濃い煙だと書いていますが、それに負けないくらい濃くて重い味のものが合うと一般的には言われています。

 マフィア映画の「ゴッドファーザー」と同名カクテルは、やっぱり合います。

 甘いアマレットと、ずしーんと来る味との相性がいいんです。

 ただ、お酒にこだわる必要はないです。甘いジュースと合わせる人も多いです。

 基本的に、なにも用意せず、ただ葉巻だけ吸うってことはやめたほうがいいと思います。
 これは実際に吸ってみれば、そうなるだろう、とは思いますけど。

 

【葉巻を吸うとどうなるの?】

 ボーッとします。吸いすぎるとヤニクラと呼ばれるフラッと酩酊っぽい感じになります。

 時間がゆったり流れるようになり、それが心地いいなというのが僕の感想です。

 お酒と合わせるのは、効果が似てるからです。ただダブルで効果がブーストされるから、片方をジュースにしたりして「調整」をかけてるんだと思います。

 

【吸った後はどうなるの?】

 本格的な葉巻を吸った事後は、しばらくは口のなかに葉巻の香りが残ります。
 その残滓具合は、ふつうの紙巻煙草より、何倍も強いです。
 受け付けない人は、ここでアウトでしょう。

 

【女性でも葉巻を吸っていいの?】

 ほとんど見たことはないけど全然いいと思う。

メロスはメンヘラがわからぬ

 以前ブログで何度か「女のメンヘラ」について書こうと試みたものの、どうしてもうまくいかなくて結局、諦めたテーマだった。

 

 考察系の文章を書くときは、いつも自分なりの結論を決めてから(場合によっては、いきなり最終センテンスを書いてしまってから)その結に至るようスムーズに途中経過を埋めていくという手法を取るのだが「女のメンヘラ」については、まず結を考えるうち、いつも「よくわからん」になってしまう。それは正直、今もそうなんだけど、今回は関連して別のことが書けそうだから書く。

 

 ちなみに一応、こういうエントリが当時の自分の中でのギリギリ書ける表現だった。 

menonsoup.hatenablog.com

 

 女の子のことは、よくわからん。4年ぐらいナンパ師の真似事をやってみたけど、しょせん真似事だったせいか「こういう女は抱ける」「こうしたら抱ける」という、いくつかセックスへのメソッドは知った気になったものの、それって「耳に息を吹きかけたらゾクッとする」みたいな条件反射を覚えたに近くて(なんちゅう喩えや)、心情の変化とかはイマイチだ。

 でもな工藤、多分それは女性の方も同じなんやろうし、仕方ないことだと思うしかないで……(なぜか関西弁)

 

 女の子の「わからん」は大小様々あるんだけど、その根っこは「気まぐれ」という要素が結構、大きいのではないかと思う。

 西野カナ「特に理由もないのに、急に不機嫌になるところがあります。許してね」と笑顔で歌って女子の共感を産みました、なんてニュースに男が「は!?」ってキレ気味に唸ったとしても、そういう感情の化け物みたいなところも許容して生きねばあかんわけやで、工藤…(わかった。関西弁でマイルドに通そうとしてるんだ)。


 ちなみに歴代彼女に関しては、僕は普段あまり感情の起伏を顔に出さないし、会いたいとかも言わないので「あまり人に興味ないでしよ?」みたいなことを毎度むちゃくちゃ言われる。本当に人に興味がなかったら、女遊びもしてないし、彼女も作ろうとしてないし、そもそもこんなブログをやってないはずだから、たぶん間違ってると思うんだが、ただ愛情みたいなもんのアウトプットが致命的にヘタなことだけは認める。だから結婚して子どもでも産んだら、ぜひ犬か猫でも飼うことで、能面な僕の代わりに愛情表現を学んで欲しいと願ってやみません。めざせ幸せ家族計画。

 

 ちなみに「女」という広すぎる主語を使うと、必ず「私は違いますけど!?」とか「全ての女がそうじゃないですよ!」とか、なぜか頼んでもない自称例外がドカドカ立候補してきますけど(このブログ読んでる女の人そんないないだろうけど)、この程度の文章でも簡単にイキッちゃうような女性が、もしいるのなら、その人は逆説的に「西野カナの歌う登場人物みたいな女」なのカナ? と察してしまうだろうな。


 僕は恋愛に関しては「男と女はわかりあえない」みたいな結論に同意してるんだけど、それでも両者の性別にもとづいた「生き方の違い」とか「性質としての違い」みたいなものを、お互い理解して、許容しあっていくべきだよなあって立場のつもりでいます。異文化交流みたいな立ち位置ですね。

  っていうことを考えていくと、特に熱心に女遊びしてた頃、よく遭遇していた若い女の子のそういう「気まぐれ」な一面を「わがまま」なのか「メンヘラ」なのかジャッジがしにくくなってくるんですよね。

 

 そもそもメンヘラという言葉が俗称で、ちゃんとした定義が存在しないので、一応自分なりに解釈したものとしては、おそらく「好きな相手(パートナー)に不快な感情を与えるとわかっていても、自分の気持ちの暴走を抑えきれず、相手に心理的負荷をかけてしまう行為」を今回「メンヘラ」としてとらえてるんだが、それでいうとメンヘラじゃない女性というのを、僕は恥ずかしいことにあんまり知らない。いや、ほとんど知らないかもしれない。

 この解釈で正しいなら極論、女は全員メンヘラ気質を持ち合わせてると思う。

 

 ざっくり「他者依存」という言葉で片づけてるひともいるけど、実際は「好きな人に頼りたい」という感情のオーバーロードなんかな、という解釈をしていて。

 

 上の昔のブログでも書いたことであるんだけど、好きな人に依存したいという気持ちは女の子のサガじゃないかな、とも思うから、それを全て悪だって責めるのは難しいよなぁって思うんですよ。かといって「ほどほどならいい」っつって適量も良くわからないし、そもそも恋愛そのものが「自分じゃよくわからないエネルギー」みたいな側面あるからなぁ。

 

 という判定が非常に難しいので、僕は普段あんまし「メンヘラ」という言葉を極力つかわないようにしてるんだけど、ナンパ師と話してたり、またはナンパ師同士の話を聞いてると、すぐ簡単に女性に「メンヘラ」という言葉を使うひともいる。


 自分は、上のような流れで悩んでたこともあるもんだから、この言葉のあまりに簡単な使われ方が、いっとき理解できなかったんだが、聞いてると彼ら(一部だろうけど)は「自分に理解できない女の言動」は全部「メンヘラ」として処理するんだな、ということがわかったので、とりあえず納得した。


 ナンパというのは大雑把に言って、街を歩いて「ねぇねぇ」って声をかけた女全員が対称なわけだから「本気で頭のおかしい女」とは普通の人よりエンカウントしやすい。

 そういう土台なので、モノホンの「メンタルヘルス」的案件もなくはないのだろうけど、ときどき自分に好意を示してくれた相手を、または相手への理解のしなさを「メンヘラ」の一言で片付ける無神経さも垣間見られ、それは(ちょっと自分にはないな~)って思う。


 ナンパ師が、やたら沢山の女を抱くわりに、肝心の本命彼女と長く続かない人が多いのも、きっとメンヘラに限らず、そういう女の子の我慢の足りなさや、相手の欠点への理解が足りない点も、全部じゃないけど一部ありそうだよな、と横目でちょっと感じてるところではある。


 という、まとまりのつかないことを僕のチャラ男時代から仲の良い友達(既婚者)にタラタラと酒を飲みながら語ったところ「でも『釣り』の上手いやつって、魚のこと雑に扱うやつじゃない?」って言われた。


 残念ながら、本当にそうなんだよね。