ナンパ垢と美容整形垢は似ている

 美容のページをよく見るようになりました。

 アラフォーです。気になります。 

 きっと、この環境のせいもあると思うんです。コロナ禍において在宅勤務。家に籠っていると、無駄に鏡を見る機会が多くなってしまう。ああ、昔にはなかったホクロが…シミが…と見つけてしまうわけです。自分は凝り性なので、美容系のSNSを見ていくうちに、美容整形の内容まで見るようになって、薄く浅く広い感じで今、勉強中なわけです。

 

 もっとも語れるほどには、まだ詳しくないので、そのへんには触れずにいくわけだけれど、そんななか美容整形SNSで、ほぼ95%は女子たちの語りぶり、つぶやきっぷりを見ていると(なんだか自分の以前の趣味だったナンパTwitterの人たちと似ているなぁ)と思う面が、いくつかあったので下記に共通点を羅列していこう。

 

【基本的にやっていることを人に知られたくない】

 ナンパも、整形も、基本的には「同類」以外に知られたくないという点では一致していて、それがためにアングラな要素が介在する要素がある。とはいえ美容整形に関しては今後、韓流やらYES!の台頭によって、ある程度、オープンになっていくような流れだが、ナンパはセックスのイメージがつきまとう以上そうはならないだろうなと思う。

 近年ちょこちょこ顔出しが増えてきたのは両者ともあるが、ナンパ垢のひとは基本的には隠したほうがいいと思いますよ。いろいろ危ない。だいたい足をすくわれるのは、あのへんで顔を出してるのは「実はほとんどプレイヤーじゃない」か「実はそんな実力がない」から足をすくわれてないってだけだと思われる。

 思われるって書いても、こんな泡末ブログだれも見てないから大丈夫か。HAHAHA。

 

【いかがわしい業者が多い】

 上の理由により当該理由が発生する。ナンパの場合は、高額有料noteやナンパ塾。美容整形の場合は、もちろんクリニックがこれにあたる。

 両者に共通して言える原因は「やっていることを人に知られたくない」=「優秀な結果が表に出にくい」ということになる。ナンパ塾の場合は「優秀な卒業生」。美容整形の場合は「症例」ということになる。

 別に両者に喧嘩を売るつもりは全くなくて、外様として思った感想を書くだけにしたいんだけど、たとえば大学の予備校なんかは、東大に何人はいったかが指標や宣伝文句になるけど、ナンパ塾の場合は「毎年100人ゲッターを量産しまくるナンパ塾」みたいなのは現実的かどうか以前に多分できない。だから、どうしても看板たる講師の凄腕さだけが塾としての表側アピールになりがちだなと思う。そして表立って言えない行為である以上、ネットなら、いくらでも盛れてしまう余地がある。

 同様に、美容整形クリニックも本当は「あのテレビの女優や、グラビアアイドルを執刀した先生」となれば売れるはずだけど、当然だが患者は表明しない。しいて言うと症例数くらいだけど、その症例数だってウソついてる可能性はある(これもナンパ師のゲット数ウソに似てるな…)。

 なんなら患者を死なせた美容外科医が、配偶者の姓になって、勤務先を変更して「人生リセット外科医」というガチャなら超ハズレ化する例すらある。だからツイッターの美容整形垢は、優秀あるいは駄目クリニック情報収集に必死になる。韓国のあのクリニックは最近、あの優秀な先生が辞めたらしいから行かないほうがいい、なんて情報が普通に出回る。

 そんで出口だったり結果が不透明になりやすいということは、入口の盛り具合で人を集めることが基本手段になる。

 美容整形の場合は、近年trebeauみたいに美容整形した経過を自分でアップするものが出てきたけど、あれも病院がサクラをブチ込んだりして「素人しか感想をかけない場所に、業者が紛れ込む」という、いつかの2chみたいになってる模様。

 

 まぁあくまで自分の場合、ナンパnoteぐらいは別にいいかなと思う。

 正直、内容とのコスパがいいかというと微妙だなと思うけど、そのへんは(ネットには少ない現場の)ナマの声を趣味で買うという、コミケの同人誌みたいな気分だ。活動にお金がかかるので、ちゃんとやってきたっぽい人にはカンパのつもりで課金してる。

 ただ内容によっては「また騙された…」みたいなのもある。バカなので。

 コミケの同人も「表紙だけは良いのに中身がクソ本」もよくあるんだけど、現地に行ったら壁サーとかじゃなきゃ中身が読める分、あっちのほうがマシなんだよな。

 

【業者によって言うことが違う】

 ナンパ講師が、自身のキャリアに基いてるから色々なナンパ方法があるのと同様だが、美容整形においても同じことがいえる。

 たとえば目の下のたるみに悩んでいたとして、ある医者は「目の下のたるみの原因である脂肪をとりましょう」と言う。次の医者は「目の下のたるみの脂肪をとるだけだと、皮が余ってしまうので駄目です。脂肪をたるみの下に移動させましょう」と言う。さらに「いや、たるみがわからなくなるように、周囲に脂肪を足してゴマかしましょう」と言う。

 病気の治し方なら、そんなに正解に選択肢はないはずだが、美容医療は平気である。

 ちなみに、これは実話だ。弊社のカウセ経験。

 

 なので、自分がどうしたいかとか、自分に合ってるかどうかとか、もしくはそいつがいかがわしいかどうかといったことを事前に考える必要があって、若干納得がいかないが、それも努力のうちということになっている。
 なので、自分は美容カウンセリングも複数いったほうがいいと同様に、ナンパ塾も自分に合うところが見つかるまで複数いっていいと思う。
 たまにナンパ塾の講師のなかには「俺の言うことしか従うな」とかいう怖い人もいるみたいだけど、それが自分に合わなかったら即死だし、もったいない。
 ブラック企業なら金をもらってる分、我慢しないと引っ越しできないとかありそうだけど、塾なら金はらってるの、こっちだもんね。

 

【ギャンブル要素が大きい】

 ナンパも美容整形もある。ナンパは女の子の気分や状況によって成功するときと成功しないときがある。なんなら「私は生理のときは絶対にエッチはしない」と神に誓ってる子なら周期上20%前後は絶対できないということになる(気にしない男のことは無視しています)。

 と、同様に美容整形もある。あるっていってるのは、施術方法によって「リスク」というギャンブルがある。整形Youtuberの轟ちゃんが口唇縮小をミスられて「唇がシビレ続ける」というカルマを背負うことになったように。

 そもそも顔面神経に近い施術なんかは、どんなにベテランでもミスるときはミスる。

 だからといって無難に近い施術を選ぶということは、基本的には変化が小さい(やる意味がない)ということになる。

「ハイリスクハイリターン」は美容整形の基本だ。近頃、美容整形で日本より渡韓が流行ってるのは、旅費を含めたら総額が日本とそう変わらないにも関わらず、変化が日本と大きいからだそうだ。変わりたいと強く願う人間ほど変化を大きく求める。

 そういう意味ではストリートナンパは(リスクコントロールできるという意味では)いい。経験が必要ではあるだろうけど。そして、うまい人でもボズる可能性が普通に介在する。厳しいゲームだ。

 

【ヘビーユーザーほど異性嫌いが多い】

 なんか美容整形垢を浴びるほど見ていて思ったのは、わりと美容垢のアルファになるほど男性嫌いが多いということだ。

 もっと強固になると「男はフォローするな」とを平気でツイートする右翼もいる。

 見ていて思ったのは、彼女らは同姓にはチヤホヤされたいけど、性的なものに関してはノーサンキューという思想だ。そのへんは女性特有だなと思う。

 あくまで僕の場合だけど、40代であってもカッコよくなりたいという気持ちは正直あるし、それは外見の承認欲求なんだけど、あの美容(整形含む)女子たちは、あくまで「女の子の世界で通じる美容を楽しみましょう」みたいなのがあって、それが強くなるとフェミめいた男性拒否にコンバートされる。

 

 あと整形ヘビーユーザーに男性嫌いが多いのは、彼女らの強力な資金源が、パパ活や、お水、風俗などによる男性の性に近い商売が多いためで、そういう自身の顔面コンプレックス打破や、美の欲望のためとはいえ、中年男性の欲望のダイレクトアタックを食らい続けるために疲れてる節もあるように感じる。

 

 で、ナンパ師界隈についても同じことがいえるが、女性嫌いのナンパ師というのは、わりと多い。ほとんどの場合、女性から拒否される行為だからだ。

 声をかければ、無視される。/「いいね」すれば返ってこない。/LINEがつながってもブロックされる。/アポは集合数分前にドタ連絡がくるか、ひどいと連絡すらない。他には美人局などなど……財布から金を抜かれた者も多い。

 数をこなしてナンボの世界なので、ある意味ではドライになるしかないんだけど、僕も過去を思い出すと、つらいやつは沢山ある。そういう目に基本あってくると女性不審になるし、ナンパ師は「女の子を信じない」という基本理念になっていながら、しかしセックスは好きという性格構造になっている。

 

 この異性と関わらなきゃいけないという故の性格構造は、すっごい良く似てるなーって思う。

 

【おおむね絶対的な正解がない】

 業者によって言うことが違う、と似てるんだけど、施術方法やアプローチの方法が異なるために、どうすれば絶対によくなるという解がない。ざっくりいうと「美人になりたい」ということは共通してるんだが、たとえば女性の場合、ガッキーになりたいのか、石原さとみになりたいのか、または韓流アイドルのようになりたいのかというゴールも異なる。各々は全員美人であるが「異なる美人」だ。

 そこに至るアプローチとゴールが異なる以上、正解がないということになる。

 

 ここにすわナンパをあてはめるとするならば、よくあるナンパ講師が語るように「自分がナンパを通してどうなりたいかを明確化する必要がある」ということになる。ツイッターを見ていると「なんとなく美人と、たくさんエッチしたひとがえらい」ということになっているが、果たしてプレイヤー全員そう思うだろうかというと疑問だ。自分はナンパをはじめたときから、一年間で100人とエッチしたいとは全然これっぽっちも思ってなかったし、それをやった人を「すごい」と思っても「そうなりたい」とは全然おもわなかった。なのに、だんだん染められていく人が多くなるのは不思議な図である。

 数をこなすならマッチングアプリを使ったほうが効率的だろうが(特にマスクをつける世相のせいで、その比重は大きくなったような気がする)、街中で声をかけて、コミュニケーションを極めるというのは、単純なゲットとは異なる成長因子があると思う。また彼女を作りたいという目的の場合、渋谷で声をかけるか、銀座で声をかけるかもあったり、そういうのはおおむね「魅力的な人間になりたい」ということになるんだろうが、まぁそのへんの分岐の多さも(似てるな)と。 

 

【客観的に自分を見られる人間が成長する】

 整形に関していえば、自分の顔を客観的に見つめて分析する行為がとても重要なんだそうだ。そりゃそうだ。たとえば、なりたい顔があったとして、どこをどうイジれば、そこに近づけられるのかということを鏡を見ながら、徹底的に研究するのだそうだ。そして、その施術に長けている先生をインターネッツで調べだし、そして起こる微修正(大抵、完璧な理想通りとはならず、他に別の部位のバランス崩れが発生する)を直していくといった流れになる。なので「家に帰ってきたら、じっと鏡で自分のブスの顔面を見つめてる」といった整形垢もいる。正確に言うと、SNSで何度か見た。

 

 ナンパ師も客観的に…まぁこの辺は言う必要ないか。コミュニケーション術である以上、女性の目や、自分の態度を客観的に見ないと死ぬ。ただ、もし優秀な講師や、仲間に恵まれていいて、かつ自分が素直である場合、救いの余地はあるから、ここの場合、わりと美容整形よりマシなパラメータかもしれない。


 勢いで書いたので、特にオチはない。