パパ活アプリ「Paters」に登録してパパ活を考える

f:id:menonsoup:20170617170651j:plain

 興味本位で「登録しただけ」のこと記事かこうとしてるので、実体験とかないです(人払いの呪文)。

 

 デザイン的には、Pairsを中国人エンジニアに見せて「これっぽいの作って」と雑に注文したら、こんなの出来ましたって返ってくるだろうなって感じ。

 1週間前に登録した限りでは「人気会員」で絞り込んでも、いいね20台という低いのが普通に出てきて、はじまったばかりのせいか、単にバグってんのか、このへん良くわからない。その検索条件もパクリ元?のPairsと比べると、かなり機能面もまだ貧弱と言わざると得ない。というかPairsは、UIとか、システム面だけでいったら、細かいところ良く出きてたような気がする。Webの技術屋にとったら「なにを今さら」って言われそうな話ではあるけれど。

 

 肝心の女の子は、Yahooパートナーとか、ぎゃるる(もう古いか)にいそうなのを足したイメージ。 Pairs、Omiaiみたいな婚活目的の女子みたいに落ち着いてる子は少なくて「ちょっと垢抜けた女子大生」くらいのが多い。だから、ノー年齢で検索しても、18~27歳くらいがメイン。20前後がコア。

 パパ活っていうから美人が多いのかなと期待してたんだけど、実際にはOmiaiと同じか、気持ちちょっと上かなって程度。しかも「上」とか書いても、最近はBeautyPlusみたいな写真アプリの精度が高すぎるので基本的に信用できない。ただ色眼鏡抜きで、なんつーか、いわゆる「男は女に奢ってもらって当たり前でしょ」みたいな、ちょっと顔の整った生意気そうな女は、既存のアプリより若干、多そうではあった。

 

 自己紹介欄も比較的おおきな枠なのに、現時点さほど書いてない子も多かった。がっつり書く子は、やっぱり料金まで記してあって慣れてそう。だいたいゴハン1回で5000円くらい。ひとり小綺麗なのが「1h1万」って書いてあって、へえ…(良くわからん)ってなった。概ねの相場は、出会い喫茶に通ってた頃*1と変わらないので驚きはしなかったが、こっちのほうが店に中間搾取されないので、男にとったら得かもしれない。  

f:id:menonsoup:20170617171246j:plain

 っていったら体5万って書いてある子みつけた。

 僕の長年のウォッチング歴からいうと、こういう自分を高くつけすぎる子は普通のソープだと、せいぜい2~3万くらいのルックスなんですよね。どうせ売る気もないけど「これくらいなら、まぁマグロ状態でヤッてもいいか」って理由で価格をブチ上げてきたんでしょうね。

 

 25歳くらいの恋愛市揚も理解してない頃に、こういうの見たら、きっと暗い感情しか沸き上がってこなかったんだろうと思うんだけど、何年間か、ナンパとか女遊びをして(いろいろな女性に対する)精神修行とか耐性みたいなのがついたのと、単純に僕がもう市場年齢を過ぎてしまったので最近は幾分、冷静に見てしまうな。

 具体的に言うと「男としての目線」が引っ込んで、代わりに「女はどうしてパパ活をやってるのかという想像」と「このアプリそのものの可能性・利益性」という俯瞰的な面で見るようになってた。

 

 まず男としての目線としてだけど、率直に(よくネットに、実の顔写真のっけて、こういう乞食みたいな行為できるな一)って嫌悪感は、どうしてもあって「別の世界の人間」として自分のなかで処理せざると得なかった。言っちゃうと風俗嬢のほうがまだ理解できる。「そういう仕事だから」という一点において、中途半端さがないからだ。

 よくある出会い系サイトなんかは「彼氏を見つけたい」という目的のもと彼女らのピュアさを勝手に理解できてるんだが、インターネットに顔写真のっけて「ゴハンつきあってあげるから、お金ください」って言えるのって、なんつーか時代かわったなあ、みたいに思う。「いやガラケー時代にもいたやろ」って言われたら、確かに、セクシービーチにも、ハッピーメールにも、出会い喫茶にもいたけど、両者とも、まだアングラな香りがあったじゃないですか。

 彼女らは、なんだかんだで「支援してください」と紹介文に書いてあって、おそらくアプリのサンプルかなんかで、そういう言葉を使えってあるんだろうけど正直、政治家じゃねーんだから「支援」ってなんだよと鼻で笑ってしまう。そりゃ中には女優志望の子もいたので、対象の成長を見られるといった意味では適っているが、そのほかの大勢である普通の女子大生に対して、あの紹介文とサムネイルだけで、何の支援の価値を見出せばいいのだろう、とは思うわけです。一応チャット機能もついてるけど、ふつうは、金もらうほうの女がプレゼンするべきでしょ。控えめにいっても。

 

 ただ自分が、そういう20歳ぐらいの女の子だとして、バイトもしながらクッソ暇なときに時間つぶしで、テキトーなおっさんとお茶して、会話に相槌をうつだけで、いくらかもらえる可能性があるなら登録してただろうな、とも思う。かつては僕も大学生だったので、あの頃の「時間はあるけど金はない」みたいな事情はわかるし、そうなったら若さの価値を自覚してなくても、やる可能性はなくはない。キャバクラと違って、中間搾取はない、上司はいない、シフトも相手との交渉次第、お茶をするだけなのか身体も売るのかも自由だ。

 

 3つ目、このアプリというかシステム運営側を想像して考えるのは、これが流行れば、そういった「パパ活」を敷居を下げられていいよね、ということ。

 やっぱり潜在的に「興味ある」ぐらいの子はいても、具体的になにかアクションを起こすのはだるいけど、こういうアプリがあるなら、とりあえず登録だけしてみました、みたいな子は実際、多いんじゃなかろうか。

 というか、そういう子ではないか、というのは多かった。

 

 あと最後、余計な心配としては、こういうアプリ、出会い喫茶のときのように結局これが個人売春の受け皿にならないといいけどな、という気もする。というか「パパ活」とキャッチ一に言い換えたところで身体の交渉がある現時点で、所詮は援助交際な面は存在してるわけで。やってるほうからすると「そんなのキャバクラだって風俗だって一緒じゃない」と言うんだろうけど、違うんだよ。対象が読んでもないだろうから、いちいち書かないけど。

 

 特にまとめとかないんだけど。

 ってなことを考えてたら、自分は結局「お金をもらったからセックスする女」も「お金をあげてセックスして嬉しい男」のことも、どっちもわかんねぇなってことに行きついて「あ、じゃあ俺は暴走族が暴走する理由が理解できないし、それと同じだ」と思った。つまり理解できない存在に頭を振り絞るのって無駄じゃん、と。

 でも「パパ活」みたいな軽い言葉とか、こういうアプリとかが流行って「じゃあアタシもちょっとやってみよっかな」みたいなこと言い出す女が増えるってことは「僕の理解できない女が増えていく」ってことで、それは困るし、イヤだなぁと思った。

 結局は感情論でしかないです。